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過蓋咬合 出っ歯 すきっ歯

出っ歯・空隙歯列・過蓋咬合

主訴 出っ歯、左下4番のステップ
年齢・性別 20代、男性
診断 上顎前歯の前突、骨格性Ⅱ級(上顎骨の突出)、上顎前歯部スペースドアーチ、左下4番のステップ、ディープバイト、下顎スピーの湾曲が強い、上下顎両側8番の埋伏
治療期間 約4年
抜歯/非抜歯 部位 抜歯 上顎両側4番
治療装置 唇側マルチブラケット装置(クリッピー) 顎間ゴム、バイトプレート
治療の主なリスク・副作用 前歯の歯根吸収、前歯部の歯肉退縮やブラックトライアングルが生じる可能性がある、顎間ゴムによる顎関節症が生じる場合がある。
治療費用 ¥80万円前半
症例解説

出っ歯を主訴に来院されました。上顎前歯のフレアアウトによる上顎前突のため、上顎両側4番の抜歯を行い上顎前歯の牽引を行いました。また、噛み合わせが深いため一時バイトプレートを使用していただき、下顎前歯部の圧下も行いました。咬合関係を整えるため顎間ゴムもしっかり使用していただきました。一般的に抜歯症例の場合、叢生量が多いほうが歯の移動距離が少なくなるために治療期間が短くなります。この方は逆に上顎は空隙歯列であり絶対的な前歯の牽引量が大きかったため、通常より時間がかかってしまいました。しかしその甲斐があって上顎前歯が舌側傾斜たことにより、口元の突出感が改善して側貌が大きく変化しました。かみ合わせもこれまで嚙んでなかった前歯部が接触することで全体的に接触面積が増加し、機能的に安定した咬合を得ることができました。