ホーム症例紹介上下顎前突(口ゴボ)治療期間1年2か月 上顎両側4番&下顎左側4番抜歯を行った症例
上下顎前突(口ゴボ) 1年前後で終了したケース 叢生 出っ歯

治療期間1年2か月 上顎両側4番&下顎左側4番抜歯を行った症例

主訴 上の前歯が出ている、口元が気になる
年齢・性別 10代、女性
診断 上顎前突傾向(下顎骨の後退傾向)、前歯部水平被蓋が大きい、上顎前歯の短根、上下叢生、下顎正中の右偏位
治療期間 1年2ヶ月
抜歯/非抜歯 部位 上顎両側4番、左下4番抜歯
治療装置 セルフライゲーションブラケット、顎間ゴム、インプラントアンカー
治療の主なリスク・副作用 歯面の白濁、前歯の歯根吸収、前歯部の歯肉退縮やブラックトライアングルが生じる可能性がある、顎間ゴムによる顎関節症が生じる場合がある。
治療費用 約110万円
症例解説

主訴

前歯のかみ合わせ(叢生)と口元の改善を希望され来院されました。

初診時の所見

AngleⅡ級咬合、下顎後退傾向(SK2級傾向)、前歯の前後的なずれ(オーバージェットの増大)、上下顎の叢生、下顎正中の右偏位を認めました。

治療計画として、上顎左右および下顎左側の第一小臼歯(4番)を抜歯し、下顎右側は抜歯による不利益が大きいと判断したため、矯正用アンカースクリュー(IA)を用いた臼歯遠心移動を選択しました。治療経過によっては右下智歯(48)の抜歯が必要となる可能性についても説明しました。

また、上顎左右中切歯は歯根が短かったため、矯正治療に伴う歯根吸収のリスクが通常より高いことをご説明したうえで治療を開始しました。


治療経過

  • 2024年10月 上顎左右4番・下顎左側4番抜歯、上下マルチブラケット装置装着
  • 2024年11月 上顎前歯部牽引開始
  • 2025年1月 下顎前歯部牽引開始、Ⅱ級顎間ゴム開始
  • 2025年4月 矯正用アンカースクリューを埋入し、下顎右側臼歯の遠心移動開始
  • 2025年9月 抜歯スペース閉鎖、顎間ゴムにて咬合仕上げ
  • 2025年11月 上下正中一致を確認し、装置撤去を検討
  • 2025年12月 装置撤去、保定開始

動的治療期間:約1年2か月


治療結果

上下の歯列および咬合は良好に改善し、上下正中も一致しました。また、前歯の突出感や側貌の改善が得られ、機能面・審美面ともに良好な結果となりました。

装置撤去後はリテーナー(保定装置)を使用し、歯並びとかみ合わせの安定を図っています。


治療概要

  • 主訴:叢生・口元の改善
  • 診断:AngleⅡ級、SK2級傾向、上下叢生、オーバージェット増大、下顎正中偏位
  • 治療方法:上顎左右4番・下顎左側4番抜歯+矯正用アンカースクリューを用いた下顎右側遠心移動
  • 動的治療期間:約1年2か月
  • 主なリスク・副作用:歯根吸収、歯肉退縮、歯髄壊死、後戻り、疼痛、虫歯・歯周病のリスク増加、矯正用アンカースクリューの脱落・炎症など。本症例では、上顎前歯の歯根が短かったため、歯根吸収のリスクが通常より高いことを事前に説明しました。                                                                                  21678