ホーム症例紹介上下顎前突(口ゴボ)「やっぱり歯を抜きたくない」 抜歯予定から非抜歯治療へ変更。それでも1年4か月で矯正治療を終了できた症例
上下顎前突(口ゴボ) 非抜歯症例 1年前後で終了したケース 出っ歯

「やっぱり歯を抜きたくない」 抜歯予定から非抜歯治療へ変更。それでも1年4か月で矯正治療を終了できた症例

主訴 出っ歯、ガタガタ、口元も少し気になる
年齢・性別 10代、女性
診断 上下顎歯列の軽度叢生、下顎正中の左偏位(オトガイの左偏位)
治療期間 1年4か月
抜歯/非抜歯 部位 非抜歯
治療装置 セルフライゲーションブラケット、顎間ゴム、矯正用アンカースクリュー
治療の主なリスク・副作用 前歯の歯根吸収、前歯部の歯肉退縮やブラックトライアングルが生じる可能性がある、顎間ゴムによる顎関節症が生じる場合がある。
治療費用 約110万円
症例解説

【症例紹介】

「やっぱり歯を抜きたくない」

抜歯予定から非抜歯治療へ変更。それでも1年4か月で矯正治療を終了できた症例

【初診時年齢】
10代後半 女性

【主訴】
・出っ歯が気になる
・歯並びのガタガタを治したい
・口元の突出感が気になる

初診時の状態

検査の結果、

・上下の口元の突出感
・笑った時に歯ぐきが見えるガミースマイル
・下顎骨の後方位(sk2)
・左側のかみ合わせのずれ
・下顎の左偏位
・上下前歯部の軽度叢生

を認めました。

横顔の評価では、

上口唇:E-lineより4.6mm前方
下口唇:E-lineより7.1mm前方

であり、口元の突出感が認められました。

当初は上下4本抜歯を計画

口元をしっかり改善するため、当初は上下左右第一小臼歯(4番)の抜歯を計画しました。

しかし患者様より、

「やっぱり健康な歯は抜きたくない」

との希望がありました。

そこで治療方針を変更し、上顎両側に矯正用アンカースクリュー(IA)を埋入して上顎歯列全体を後方移動する非抜歯治療を選択しました。

治療経過

2024年6月 治療開始

2024年9月
上顎両側にアンカースクリュー埋入
上顎歯列の遠心移動開始

2024年10月
顎間ゴム開始

2025年11月
矯正装置撤去(デボンド)

【動的治療期間】
約1年4か月

治療結果

歯並びの改善だけでなく、口元の突出感も改善しました。

口元の変化

上口唇

4.6mm → 1.6mm

3.0mm後退

下口唇

7.1mm → 3.8mm

3.3mm後退

横顔の印象が改善し、口元がすっきりした印象となりました。

前歯の変化

上顎前歯傾斜

106.2° → 101.6°

上顎前歯の突出感が改善し、出っ歯感の軽減が認められました。

ガミースマイルの改善

治療前は笑った際に歯ぐきの露出が認められました。

アンカースクリューを利用して前歯の位置をコントロールすることで、笑顔のバランス改善を図ることができました。

担当医コメント

この症例は本来であれば抜歯治療が第一選択でした。

しかし患者様の「抜歯したくない」という希望を尊重し、アンカースクリューを利用した非抜歯治療を選択しました。

もちろん非抜歯治療には限界がありますが、本症例では歯列全体の後方移動を行うことで、

・出っ歯
・歯並びのガタつき
・口元の突出感
・ガミースマイル

の改善を得ることができました。

「歯を抜きたくない」
「できれば口元も改善したい」

そのような方も一度ご相談ください。

患者様の希望と治療効果のバランスを考えながら、最適な治療方法をご提案いたします。
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